クワイは塊茎に似合わなない立派な芽が出ます。
「芽出たい」と称して古来正月料理に欠かせませんし、また、クワイチップやバター炒めにも使うことができます。
この記事では、そんなクワイの育て方・栽培方法についてまとめましたのでぜひ参考にしてください。
クワイについて
クワイは水生野菜で、湿田、半湿地や池のまわりの水辺でよく育ちます。
土壌は腐植に富み、用水の確保できるところを選んで栽培します。
露地栽培:植えつけ5月中旬、収穫11月中旬〜12月中旬
連作障害を防ぐために、3〜4年は休閑させます。
生育時期により、水深を加減することが大切で、植えつけ時は約3cm、8〜9月は6〜9cmの深さにします。
落水し、乾かすようなことがあってはいけません。
放任しておくと葉数が増えすぎるので、生育の後半に葉かき、根回しによる茎数の制限をおこないます。
クワイはおもに栽培されるのは、藍青色で収穫量も多いアオクワイです。
小型で苦みが少なく、品質の良い姫クワイ(吹田クワイ)は関西で栽培されます。
この他中国で栽培されているシロクワイがあります。
クワイ(タキイ種苗):おせち料理に欠かせない縁起物。速特の苦味とほくほくとした食感があり、煮物や炒め物にすると美味しい。
植えつけの準備・植えつけ
まずは、植えつけの準備で、予定地には水を張って、11月、2月の2回、水田の代かきの要領でよく土をかくはんします。
化成肥料少々と堆肥を少々施しておきます。
植えつけの準備ができたら植えつけをおこないます。
種球は60cm間隔で深さ5cmくらいになるように植えつけます。
植えつけたら3cmくらいの深さに水を張っておきます。
水の管理・葉かき・追肥・から刈り・収穫
次は、水の管理です。茎葉が伸びるにつれて6〜9cmの水深にします。
塊茎の肥大盛りに入ったら、1cm程度の浅水にして肥大を促進します。
放任しておくと葉が混みすぎるので、6〜8枚残して、他はかき取ります。
追肥は8月上旬と9月上旬の2回おこないます。1株当たり化成肥料大さじ2分の1杯を施しましょう。
大きな塊茎を得たいときは、葉かきが大切です。
9月上旬ごろ、株から30cmくらい離れたところに、15cmほどの深さに鎌をさし込んで葉を切って、早く出たほふく茎を切断して、茎数を減らすと良いです。
11月中旬ごろになったら、地上部を刈り取ります。渋皮が取れて色がよくなります。
塊茎が十分に肥大してきたら、水田の水を抜いて掘り上げます。
茎の伸びているものが良品です。
おわりに
クワイは水生野菜で、湿田、半湿地や池のまわりの水辺でよく育ちます。
葉かきをしっかり行えば、割と放任してもよく育つので、上記の環境が揃っっている人は一度育ててみてはいかがでしょうか。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。