土と肥料

牛ふん堆肥とは?その特徴|使い方と注意点【家庭菜園】

牛ふん堆肥とは?その特徴

牛ふん堆肥は、牛ふんにワラ、もみ殻、オガクズなどの炭素を多く含む有機物を加えて堆積させ、発酵・熟成させた堆肥です。

牛は、乾草やワラなどの粗飼料を中心に食べているので、肥料成分は豚ぷん肥料と比べると少なめですが、繊維分を多く含み、土をふかふかにする効果に優れます。

含まれている繊維分はゆっくり分解されるので、効果が長続きします。

なお、副資材の割合が多いものは、肥料効果はほとんどありませんが、土をふかふかにする効果がより期待できます。

牛ふん堆肥の使い方と注意点

どのような畑や野菜にも使えます。家畜ふん堆肥のなかでは、肥料成分が比較的少なく、大量に投入できるため、土がかたく締まった場所や、砂質土、粘質土などの土壌改善に威力を発揮します。

副資材は腐りにくく、未熟な状態だと、分解の過程で土壌中の窒素を奪いかねません。

副資材(オガクズや木質チップ)の形が残っている場合、作付け1ヶ月前に施し、土の中で十分に腐熟させます。オガクズや木質チップなどは分解されにくいので、未熟な堆肥を畑に連用していると土に溜たまって、土中が酸欠になり、微生物の活動を妨げ、野菜の味を低下させる原因にもなるので注意しましょう。

オススメの牛ふん堆肥

様々な牛ふん堆肥が市販されていますが、牛ふんにバークを50%以上含んだ「牛ふんバーク堆肥」も販売されており、これは、牛ふんだけの堆肥よりも、土壌改善効果がより高くなっています。