土と肥料

ぼかし肥料の効果と作り方【永久保存版】

よく家庭菜園の本で「ぼかし肥料」で目にしたことがあると思います。

俗に野菜作りの業界では「ぼかし」と呼ばれるものです。

ぼかし肥料は、野菜作りにはなくてはならない存在です。

 

この記事では、ぼかし肥料について作り方を詳しくまとめました。

ぼかし肥料は作り方は様々あり、これが一番良い!というものはありません。

しかし、今回まとめたものに関しては間違いなく良い効果を発揮できます。

ぜひ参考にしてください。

1.ボカシ肥料の効果

ぼかし肥料

ぼかし肥料は、米ぬかや油かすをベースに、複数の有機質肥料を適宜ブレンドして、微生物によって発酵させてつくる肥料です。

なので、微生物を豊富に含んだ、生きた肥料になります。

ブレンドすることで、養分バランスがよくなり、また、発酵済みなので、畑に施してからの効き出しが早いのが特徴です。

 

ぼかし肥料は、元肥にも追肥にも向く万能の有機質肥料です。

いろいろなつくり方がありますが、納豆とヨーグルトの薄め液を発酵菌として利用すると、発酵がスムーズに進んで良いボカシ肥料ができあがります。

作る際のポイントは、水分量の調節です。

水分が足りないと発酵が進まず、多いと腐敗します。

 

ボカシ肥料づくりには、密閉状態で発酵させる嫌気性発酵と、空気に触れた状態で発酵させる好気性発酵があります。

仕込むと高温になり、数回の切り返し(混ぜる)を経て、温度が安定したらできあがりです。

約1ヶ月で完成します。日陰でサラサラに乾燥させると、長期保存できます。

2.発酵菌の作り方

【準備物】

○納豆‥‥適宜

○ヨーグルト‥‥適宜

①納豆のネバネバを溶かす

納豆

食べ終えた納豆の容器に水を入れてネバネバを溶かします。

②溶かしたネバネバをボウルにいれる

ネバネバをボウルに溶かす

溶かしたネバネバをボウルに入れます。

③ヨーグルトの薄め液をつくる

ヨーグルト

食べ終えたヨーグルトの容器を水で洗ってヨーグルトの薄め液をつくり、ボウルに加えます。

④完成

発酵菌液のできあがりです。

発酵菌液はこさずにそのまま利用していいですが、スプレー容器を利用したい場合は、目詰まりを防ぐためにガーゼでこしましょう。

このオリジナルの発酵菌を米ぬか、油かす、オカラをブレンドしたものにスプレーしてボカシ肥料をつくります。

3.ボカシ肥料の作り方

米ぬか

【準備物】

○オカラ:油かす:米ぬか=1:1:2(体積比)

※例えば、オカラが2ℓなら油かす2ℓ、米ぬか4ℓ

○発酵菌液‥‥適宜

○水‥‥適宜

①有機質肥料を混ぜる

米ぬか、油かす、オカラを混ぜます。

手でこすり合わせて、ムラなく混ぜ合わせます。

オカラは水分をたっぷり含んでいるので、次第に全体がしっとりしてきます。

②発酵菌をスプレー

全体にムラなくよく混ざり合ったら、発酵菌をスプレーします。

ザックリとかき混ぜながら、用意した発酵菌(約200mlをすべてスプレーします。)

③水分量を調整する

手で擦ると団子状に固まる程度の水分量にします。

固まらなければ、水を少し足して混ぜます。

オカラの水分があるので、ほんの少量足すだけで適量になります。

④容器に入れる

発泡スチロールの箱に、材料を移します。

入れ終わったら、ハエなどが卵を産みつけるのを防ぐために、防虫ネットや不織布でカバーしておきます。

⑤雨よけをする

防虫のためのカバーをしたら、物置小屋など雨の当たらない場所に置いておきます。

屋外だと動物に荒らされることがあります。

⑥切り返しを経て完成

発酵熱で高温になります。50度を超えないように、全体をかき混ぜて(切り返し)温度を下げ、乾き気味なら水をスプレーします。

数回の切り返しを経て、1ヶ月で完成します。

おわりに

この記事では、スタンダードなぼかし肥料の作り方についてまとめました。

この方法だけが唯一の作り方、というわけではなくお好みで魚のアラを入れたりその畑に応じたぼかし肥料を作る人もいます。

色んな肥料を試してみて、自分の畑の土にあった肥料づくりを目指していきましょう。

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あぐり
家庭菜園の初心者の方向けに、野菜の栽培方法の基本から育て方のコツ、応用技まで紹介しています。