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タバコガの生態と被害、防除・駆除の方法【決定版】|薬剤・農薬

1.タバコガの被害

蛾の仲間で、大きくタバコガとオオタバコガに分かれます。

タバコガはナス科植物を加害しますが、オオタバコガは、加害植物が広く、花や野菜など多くの作物に被害をあたえています。

 

幼虫が新芽やつぼみ、実などを食害していきます。

小さい幼虫はやわらかい葉が好きで、ナス科の中ではトマトやジャガイモを好みます。

ナスの葉はあまり好きではなく、ナスの場合は実につくことが多いです。

幼虫は大きくなると、実に穴をあけて内部も食べてしまいます。

実の中に入り込んでしまうと、農薬は効きません。

タバコガ類により、蕾や果実、茎などが食害され花が咲かなかったり、果実ができないほどの被害が出ます。

2.タバコガが発生しやすい野菜・植物一覧

ナス、トマト、ピーマン、キュウリ、オクラ、イチゴ、キャベツ、ブロッコリー、レタス、トウモロコシ、カーネーション、キクなど

3.タバコガの生態

タバコガの成虫

タバコガ類は年に3〜4回発生します。

土の中でサナギで越冬します。

6月ごろ成虫が発生し若いつぼみや葉裏、新梢、わき芽、果実の表面などに1個ずつ産卵します。

卵は3〜5日で孵化し、幼虫はそのまま葉や蕾を好んで食害します。

やや大きくなった幼虫は果実内に食入します。

やや大きくなった幼虫は多くは緑色か淡橙緑色で、20〜30日で食害した果実などから出て、土に潜ってサナギとなり、やがて10〜15日で羽化します。

 

窒素過多の株は幼虫が育ちやすいので産卵されやすくなります。

タバコガ類の成虫は赤い色に寄りつく習性があります。

タバコガ類の被害にあいやすいトマトは、青いうちから食害されますが、茎や葉に赤い色素がちょっとのっているのかもしれません。

4.タバコガの防除・対策

ソルゴー

窒素過多にならないように多肥は控え、丈夫に育てることが大切です。

特にトマトは肥料分をあまり必要としないので元肥は控えめにしましょう。

畑の周囲にソルゴーなどの障壁を作るのも有効です。これで成虫の飛来を防ぎます。

野菜の周りにキラキラしたものがあると、光の乱反射で飛行がうまくいかなくなります。

 

タバコガ類は赤色が好きなので、畑に赤い花を植えておくと、そちらに誘引させることができます。

反対に嫌いな色は黄色で、野菜の近くには黄色い花を植えるとタバコガ類を忌避することができます。

また、新芽あたりに卵を産みつけるので、淡い黄色の小さな卵を見つけたらすぐ潰すようにしましょう。

5.タバコガ駆除の方法

タバコガの幼虫

発生したら

果実の中に侵入してしまった幼虫は薬剤では対応できないので、穴のあいている果実は、見つけ次第処分しなければなりません。

新しい食痕や虫糞を見つけたら、その周辺に必ず幼虫がいるので注意深く調べて捕殺します。

天敵を殺してしまうので、殺虫範囲の広い殺虫剤の使用は控えましょう。

効果のある薬剤・農薬

幼虫が果実にもぐりこんでからでは、薬剤による防除は難しいです。

該当する植物と害虫に登録のある薬剤を、幼虫が出始める6月に、若葉や葉などにもわかるように、丁寧に散布します。

野菜類、カーネーション、キクなどのオオタバコガにはゼンターリ顆粒水和剤などを散布します。

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おわりに

この記事では、タバコガの生態・被害・防除方法について紹介しました。

下記では、他にも様々な野菜の病気・害虫について一覧にしてまとめていますので、コチラもあわせてご覧ください。

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